これまで交付されていた紙の健康保険証について、有効期限の特例措置が今月末で終了すると報じられています。マイナンバーカードへの一本化が本格化する中、「手元の保険証がいつまで使えるのか分からない」「マイナカードを持ち歩きたくない」といった声も広がっており、今のうちに準備しておきたいポイントを整理します。
健康保険証の経過措置、今月で終了
厚生労働省は、従来の健康保険証について設けていた有効期限の特例措置を今月限りで終了する方針を示していると報じられています。Yahoo!ニュース(時事通信)によれば、これによりマイナ保険証への移行が事実上完了する形となる見通しです。福井新聞社の報道でも、厚労省が「必ず(マイナ保険証か資格確認書を)持参してほしい」と呼びかけていると伝えられています。福井新聞社
手元にマイナ保険証がない場合は「資格確認書」を
マイナンバーカードを保険証として利用登録していない人や、そもそもカードを取得していない人には、代わりに「資格確認書」が交付される仕組みが用意されていると報じられています。資格確認書があれば、これまで通り医療機関の窓口で提示するだけで受診できるとされており、申請方法や交付時期については加入している健康保険組合や市区町村、協会けんぽなどへの確認が呼びかけられています。手続きに不安がある場合は、早めに保険者へ問い合わせておくと安心です。
病院で「保険証が使えない」トラブルを避けるには
マイナ保険証の運用開始以降、カードリーダーの不具合や更新情報の反映遅れなどにより、窓口で本人確認や資格確認がスムーズにいかないケースがあるとの声も一部で上がっています。こうしたトラブルを避けるための備えとして、次のような点が挙げられています。
受診前にできる準備
- マイナ保険証の利用登録状況をマイナポータルで確認しておく
- 資格確認書が届いている場合は、保険証と同様に携帯しておく
- マイナンバーカードの暗証番号や有効期限を事前にチェックしておく
- 持病や常備薬がある場合は、お薬手帳など補助的な情報も持参する
ダイヤモンド・オンラインでは、マイナンバーカードを持ち歩くことに抵抗がある人向けに、スマートフォンへの機能搭載など今後想定される代替手段についても触れられており、こうした情報を参考にしながら自分に合った備え方を検討する動きも見られます。
まとめ
今回の経過措置終了は、これまで「様子見」をしていた人にとって、マイナ保険証か資格確認書のどちらかを実際に用意しなければならない節目になったといえそうです。特に高齢者や持病のある人にとっては、受診時の混乱を避けるためにも早めの確認が重要になってきます。SNS上では「結局どちらを準備すればいいのか分かりにくい」といった戸惑いの声も見られる一方、「資格確認書があれば今まで通り使えるなら安心」といった受け止め方もあるようです。今後は資格確認書の交付スピードや、マイナ保険証の読み取りトラブルへの対応状況が、制度への信頼度を左右する焦点になっていくと考えられます。まずはお住まいの自治体や加入する健康保険組合の案内を確認し、必要な手続きを早めに済ませておくことが、余計なトラブルを避ける一番の近道といえそうです。