東福岡が圧倒2連覇 鎮西を3-0で破る
バレーボールの全日本高校選手権の最終日が10日、東京体育館で決勝が行われた。九州勢同士の対戦となった男子は、連覇の懸かる東福岡(福岡)がセットカウント3-0で鎮西(熊本)をストレートで下し2大会連続2度目の優勝を果たした。
藤元監督は「練習によってチーム力を上げた」とコメントし、14人いた3年生で3冠を達成した昨年のチームとは違って、今年は3年生で主将の金子を中心として、2年生と1年生で構成されたチームの奮闘をたたえた。男子高校バレーで連覇を達成したのは7校のみ。
試合は、第一セットの序盤から両チームともミスが目立ったが、終始リードした東福岡が先取した。第2セットになると、鎮西の攻撃を東福岡は3枚のブロックで防いだり、東福岡の古賀健太がブロックを決めて12-11と逆転に成功した。徐々に点差を広げて東福岡が2セット目も連取。
続く第3セットでは鎮西は序盤にリードするも、逆転、再逆転が繰り返される。東福岡のミスから失点を重ね、鎮西が8-7とリードして最初のテクニカルタイムアウトを迎える。序盤からサーブで揺さぶりをかけていた金子聖輝がここにきてバックアタックを決めて14-13と三度逆転に成功。鎮西は最後まで必死に竹下優希にボールを集めて逆転を狙うが、試合の流れを変えることが最後までできなかった。
同じく女子は下北沢成徳が八王子実践との東京対決をセットカウント3-0で制して日本一になった。