もはやまともな成人式は不可能なのか?
毎年各地で大きな話題となりますが、今年の成人式も、パーリーピーポーな賑わいでした。北九州では昨年のおよそ2倍の取材陣が殺到し、バスに大量にハコ乗りしたり、大胆に肩を出した花魁風の女性の集まりなど、ど派手な服装の者が多く、普通にスーツを着た人は集まってるのかと疑いたくなるほどの成人式でした。だいたいは中学区域のグループ単位で集まっているようですが、一歩間違えば、黒歴史になるのでは?と思われる行動をとる者もいます。
北九州市は成人式の参加者に対して、「成人式には、きちんとした服装での出席」を求める異例の呼び掛けをしていましたが、トラブルは確認されていないものの、市が求める本来の成人式の本来の趣旨とは大きくかけ離れているようです。
一般に、ふさわしい服装とはダークスーツや振り袖などを例示していましたが、市民から「市が強制しているように受け止める」などの意見もあり、新成人の趣向を規制することはできないと半ばあきらめ気味です。
もはや1月の風物詩ともなっている成人式だが、なぜ新成人は大暴れしてしまうのか?
水戸市の成人式では、約1900人が出席しましたが、新成人を代表してステージで「誓いの言葉」を述べているその時、警備員の阻止を振り切ってステージにのぼり、拡声器で大声で「なめんじゃねーよ」「みんな、よろしく~」「盛り上がっていこうぜ」と叫び、妨害行為を行いました。
茨城県警本部や水戸署の警察官約20人が駆け付ける騒ぎとなったが、式典終了後に、騒ぎを起こした当の新成人らが警備員らに謝罪したため、県警は立件を見送りました。